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広報と私と雑誌
株式会社 三菱総合研究所
広報部 広報グループ主事
馬場哲也
ヒルトン・インターナショナル社マーケティング コミュニケーションズマネージャー 石田牧子

活字中毒者と雑誌
 小中学生の頃は、いわゆる学年誌の他に、「子供の科学」「初歩のラジオ」「ラジオの製作」などの雑誌を定期購読し、電子工作の通販広告をうっとり眺めたものでした。
 高校・大学の頃は、創刊後間もない「Popeye」や「メンズクラブ」を読み、ちょっと背伸びをして大人の気分を味わいました。
 社会人になってからは、「週刊文春」「週刊新潮」などの出版社系の週刊誌や「文藝春秋」「諸君!」「オール読物」などの文芸誌・オピニオン誌を読む傍ら、「音楽の友」「ブルータス」といった趣味系の雑誌に加え、なぜか「CREA」や「室内」を読んだりしています。
 また、入社後、研究部門にいた頃には、仕事上必要な雑誌としてビジネス誌には一通り目を通し、加えて学会誌など調査研究プロジェクトに必要な雑誌も必要に応じて読んでいました。
 雑誌は書籍・音楽と並んで、貴重な友人であり、また「活字中毒者」たる私にとっては、必要不可欠な存在なのです。

広報業務と雑誌
 一年ほど前から広報業務に携わるようになり、雑誌は「読む対象」としての存在から、「記事を掲載していただく媒体」としての存在に変化しました。
 いわゆる総合シンクタンクである、三菱総合研究所では、プレスリリースの内容は多種多様です。
 一ヶ月平均で数件程度のプレスリリースの配布に際し、雑誌の場合は、原則として記者クラブに在籍していないため、個別に対応していく必要があります。これまで、当社の広報業務においては、雑誌媒体に弱いところがあり、今後雑誌媒体と親しくおつきあいしていく必要があると思っています。
 さて、プレスリリースの配布にせよ、記者発表にせよ、広報担当者共通の悩みといえば、現場の人間から「なぜ、記事が載らない?」「なぜ、記者が来ない?」と言われることでしょう。
 従って、プレスリリースの配布や記者発表の際には、雑誌媒体を含めて、発表内容に最も適した媒体を選定することがかなり重要になってきます。
 しかしながら、世の中になんと雑誌の多いことか…。当社の資料室で所蔵している雑誌は、和・洋雑誌合わせて約700点ほどあります。また、「2005年版 雑誌新聞総かたろぐ」(メディア・リサーチ・センター株式会社)には、実に18331点の雑誌が紹介されています。その中から情報発信の対象となる媒体を的確に選び出すのは、なかなか難しい作業です。
 これまで、ともすれば新聞に力点を置きがちだった当社の広報業務も、ようやく雑誌への目配りを始めたばかりで、これから積極的な情報発信を行っていかなければなりません。

シンクタンクと雑誌
 先に触れたように、三菱総合研究所は、「経済・経営分野(マクロ経済予測・分析、産業政策立案、一般企業のコンサルティング等)」「社会・公共分野(中央官庁・地方自治体の政策立案支援等)」「科学・技術(科学技術政策の立案支援・技術動向の予測等)」「情報・通信(情報通信政策及び技術動向の予測等)」といった、幅広い分野で調査研究活動行っています。個々の雑誌の、いわゆる媒体価値を高めるための情報提供を積極的に行って参りますので、お気軽にお声をかけていただければ幸いです。
 当社でも、会員組織「三菱総研倶楽部」の会員企業様向けに雑誌を発行しています。また、全国の自治体向けに「自治体チャンネル」という雑誌を発行しています。その編集作業を横目で見るともなしに見ていると、雑誌作りの苦労のほんの一端を垣間見る思いがします。実際の雑誌(商業誌)作りはもっと大変なのでしょうが、そのおかげで私のような「活字中毒者」がもだえ苦しむことなく、逆に、日々様々な雑誌を手に取り、心慰められるというものです。

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