一般社団法人 雑誌広告協会 The Japan Magazine Advertising Association
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会報「雑誌広告」
 今月号のご案内
雑誌広告表紙
雑誌広告 10月号
目次
2頁 最前線
3〜7頁 特集 『ドクモ』(読者モデル)の情報発信力
〜今、そしてこれから〜
8頁 事務局だより
最前線
「既成概念にとらわれず、絶えず新しいことに挑戦」
日本コカ・コーラ株式会社
マーケティング&ニュービジネス
コミュニケーションプランニング&メディア 部長
熊崎 加奈子氏

弊社では、毎年ブランドごとにコミュニケーション戦略を立て、それをもとに、ターゲットのタッチポイントにどのような役割をもたせ、活用していくかを考えます。その中で、雑誌をコミュニケーションの1つとして用いることが有効であれば、プランに組み込んでいくという考え方です。

ブランドの戦略によって用いる雑誌は多岐にわたりますが、ライフスタイル全般を網羅した雑誌に多く出稿しているという傾向はあるかもしれません。

純広やタイアップを出稿する際には、それぞれ違う役割をもたせて実施しています。雑誌は、その雑誌を読んでいる読者の嗜好が明確なので、ターゲット目線に合わせた形でブランドの魅力を伝達できる点が、タイアップ実施の醍醐味だと思います。

タイアップでコミュニケーションプランを立てる時には、やはり自社の広告では表現できないような面白い企画をやりたいと思いますね。たとえば、コカ・コーラ ゼロは“既成概念にとらわれず、絶えず新しいことに挑戦する”ことを大切にする革新的なブランドなので、「雑誌をどう革新的に使うか」をテーマに、「ブランド」と「仕掛け」と「読者」の掛け合わせを常に考えながら企画を実施します。

例を挙げれば、今年2月にマガジンハウスさんの媒体4誌(Tarzan, Hanako, BRUTUS, an・an)の表紙周りを使って一斉にタイアップを行いました。コカ・コーラ ゼロのブランドカラーである赤と黒を基調とし、ブランドロゴも入れ、消費者の目にふれた瞬間にコカ・コーラ ゼロブランドの世界観が伝達できるようにしました。更に、表紙や特集と連動した形でタイアップ記事も実施しました。いずれも、雑誌のもつテイストやコンテンツをうまく活用することで、ブランドのもつ世界観を雑誌の世界観とあわせて強く訴求することに成功した企画になったと思います(本誌注・このタイアップ広告は本年度の日本雑誌広告賞のタイアップ部門で金賞を受賞しました)。

雑誌をハブとした消費者コミュニケーションの仕掛けづくりも行いました。これは今年の2月、5月、10月にかけて、生活情報誌のESSE(扶桑社)に3回連載したもので、「コカ・コーラ ゼロがおやつに合う」というコンセプトに基づくタイアップです。誌面でフリーアナウンサーの木佐彩子さんを起用しましたが、その撮影時に合わせてムービーの撮影も行い、テレビの朝の情報番組の枠でインフォマーシャルとして放映していただきました。さらにスーパーなどの店頭では、タイアップを二次使用して制作したPOPを設置しています。雑誌でのタイアップだけなら、それを目にするのはESSEの読者だけですが、これがTVCMとなり、また店頭POPへと展開することで、より多くの方の目に触れる機会が広がります。また、「雑誌で読んだものがテレビでも放映され、店頭へいけばPOPがある」というような、消費者の動線に合わせた仕掛けにもなるように工夫して展開しております。

インターネットの普及など、消費者は日々多くの情報を目にしているため、情報過多になっている傾向はあると思います。しかし、全ての媒体にその媒体だけが有する価値は必ずありますので、広告主としてはその価値や特徴を理解した上で、その媒体をどのように活用し、メッセージを伝達していくか、他の媒体との組み合わせとあわせて全体のコミュニケーションの中で考えることが重要だと思います。ですから、今後もブランドの戦略に基づき、雑誌も積極的に活用していくことになると思います。


インタビュー 四方田 隆
「最前線」の過去の記事を読む(2009年10月まで「オピニオン」)
●2011年9月分 「進化し続ける雑誌広告を積極的に活用」
●2011年8月分 「優れたタイアップ広告の効果は圧倒的です」
●2011年7月分 広告効果の評価は「新規の顧客をどれだけ効率よく獲得できるか」
●2011年6月分 「エンドベネフィットをしっかり説明したい」
●2011年5月分 「ロイヤルユーザーの獲得に効果期待」
●2011年4月分 「雑誌独自のブランディングを明確に」
●2011年3月分 雑誌に求めるのは「テーマ開発」
●2011年2月分 費用と効果を考えれば雑誌媒体
●2010年10月分 ブランディングメディアとしての積極的活用
●2010年9月分 「雑誌で見たのですが、どこで買えますか」
●2010年8月分 各メディアを使った複合的な広告展開へ
●2010年7月分 雑誌のみで展開「家-ラブ-族」
●2010年6月分 マーケティングの前線にいるメディア
●2010年5月分 雑誌広告のパワーを再認識
●2010年4月分 雑誌広告は機関車を動かす石炭
●2010年3月分 数字で表す効率だけでは魅力を語れない雑誌広告の価値
●2010年2月分 媒体側も広告主を説得できる客観的材料の提供を
●2009年10月分 ダイハツにとっての雑誌広告
●2009年9月分 愛情をもって応援してくれる読者がどれだけいるかが、これからの雑誌を支える
●2009年8月分 スポーツの持つ本質・価値を伝えたい
●2009年7月分 雑誌で紡ぐ、コミュニケーション
●2009年6月分 「紙」メディアとしての雑誌の「こだわり」に期待
●2009年5月分 広告と味の素KK
●2009年4月分 広告戦略のアカウンタビリティが求められる時代に思うこと
●2009年3月分 ウェブ時代の今こそ若者が初めて読む雑誌を創刊してほしい
●2009年2月分 雑誌というブランドへの期待
●2008年10月分 広告は世の中との格闘技である
●2008年9月分 雑誌⇔読者⇔広告の「絆」が活性化への道
●2008年8月分 雑誌だからこそできる新たな展開を一緒に
●2008年7月分 トヨタの雑誌活用と雑誌への期待 
●2008年6月分 ポール・スミスから学んだこと 
●2008年5月分 流行の発火点として雑誌には今後も期待している 
●2008年4月分 雑誌〜読者の欲する「価値」を追求し続けるその姿勢
●2008年3月分 新たな憧れの創出を目指して
●2008年2月分 "ブランド力""店頭力"を高める雑誌広告
●2007年10月分 情報の信頼性の中に光る個性こそ、雑誌の強み
●2007年9月分 「共感」から「響感」へ。 心に響く広告づくりを。
●2007年8月分 雑誌の先にいる読者を見据えた「編集タイアップ」の醍醐味
●2007年7月分 変化の少し先をリードすること
●2007年6月分 "100%PURE NEWZEALAND"を知っていますか?
●2007年5月分 ファッションを風俗から文化へ


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