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会報「雑誌広告」
 今月号のご案内
雑誌広告表紙
雑誌広告 7月号
目次
2頁 最前線
3〜6頁 特集 オジサン大学教員の見たイマドキの大学生と雑誌の効用
7頁 第65回通常総会開催
8頁 事務局だより
最前線

株式会社NTTドコモ
プロモーション部メディア開発担当部長
当野 篤氏

 弊社の宣伝予算全体の中で雑誌の占める割合は、大体5%といったところです。弊社には現在約5600万人の契約者がおり、端末など新商品を出す際には「広く伝える」ということが必要なので、TVCMの割合が多いのが現状です。ただ、TVでは伝えきれない内容やターゲットが特定されるテーマについては雑誌やWEBを使ってやっていくという方針を採っています。

 雑誌広告の内容では、電話端末機の広告が全体の5割弱を占めています。毎年5月と11月の新製品発表のタイミングで展開する新商品広告を中心に、スマートフォンやらくらくホン、コラボ携帯など、そのほか国際サービスやクレジットサービス、データ通信、iコンシェル等々、それぞれの商品や提供するサービスのターゲットに合わせた広告展開をしています。その他にもビジネス専門誌や医療系専門誌等に、より専門性の高いサービスを紹介する広告を出しておりまして、09年度で約200誌に出稿しています。

 純広とタイアップの比率では、約6対4の割合で純広の方が多くなっています。というのも、新商品を出すタイミングでは一斉に告知しなければなりませんし、またブランドイメージを変えずに訴求し続ける際にも純広を出す機会が多くなります。ただ、タイアップもできるだけやっていきたいと考えています。読者は、その雑誌が好きで買っています。その雑誌のカラーに合わせた切り口で広告を作っていくことで、「この商品は、あなたのためのものです」というメッセージがより読者に響くのではないか。それが雑誌と読者、広告主のよりよい関係の構築につながるのではないかと考えるからです。 

広告の認知度や理解度の調査は、商品・サービスごとに、ドコモユーザーと非ユーザーの両方から、特にWEBを通じて行っています。雑誌広告の効果に関して言えば、購入がどれだけ増えたかということは、販売店の値付けやその時のキャンペーンの影響も考えられるので、雑誌出稿との関係は分かりにくいところがあると思っています。むしろ雑誌というメディアの性格上、広く認知をとることよりも、特定されたターゲットの人に見てもらうことの方が重要ではないか。読者の、雑誌に対する好意度はもともとあるわけですから、弊社の広告に関してもしっかり読んでくれているのではないかと考えています。

それを裏付ける例として、2002年12月から雑誌のみで展開している企業広告シリーズ(イエ・ラブ・ゾク)があります。の広告に接している人と接していない人とでは、ドコモに対する好意度やロイヤルティ(親密度・信頼度)が違うというデータが出ており、現在でも月に何通かに対するお便りをいただくことがあります。

広告を出稿した雑誌からは、レスポンスがどうだったか知らせて欲しいという思いはあります。雑誌広告の効果を知る方法として、たとえば雑誌の巻末に、その号に掲載された広告に対するアンケートを付けてモバイルで答えてもらう等の方法を試してみれば、よりリアルにスピーディに反応が見られるのではないでしょうか。

宣伝予算全体が減っている状況にあって、今後、限られた中でどういう展開ができるか。ある程度年間で決まっている宣伝は別として、随時企画を検討し、その雑誌の読者に一番支持してもらえるような企画を実施していきたい。そのためにも、その雑誌の読者のプロフィールがしっかりと見えることが望ましい。読者はこういうものを求めている、こういうことに反応しているというような、細分化された情報が欲しいと思います。読者の顔がはっきり見えれば、雑誌側でも「こういう企画がいいのではないか」という提案もできると思います。


インタビュー 四方田 隆

「最前線」の過去の記事を読む(2009年10月まで「オピニオン」)
●2010年6月分 マーケティングの前線にいるメディア
●2010年5月分 雑誌広告のパワーを再認識
●2010年4月分 雑誌広告は機関車を動かす石炭
●2010年3月分 数字で表す効率だけでは魅力を語れない雑誌広告の価値
●2010年2月分 媒体側も広告主を説得できる客観的材料の提供を
●2009年10月分 ダイハツにとっての雑誌広告
●2009年9月分 愛情をもって応援してくれる読者がどれだけいるかが、これからの雑誌を支える
●2009年8月分 スポーツの持つ本質・価値を伝えたい
●2009年7月分 雑誌で紡ぐ、コミュニケーション
●2009年6月分 「紙」メディアとしての雑誌の「こだわり」に期待
●2009年5月分 広告と味の素KK
●2009年4月分 広告戦略のアカウンタビリティが求められる時代に思うこと
●2009年3月分 ウェブ時代の今こそ若者が初めて読む雑誌を創刊してほしい
●2009年2月分 雑誌というブランドへの期待
●2008年10月分 広告は世の中との格闘技である
●2008年9月分 雑誌⇔読者⇔広告の「絆」が活性化への道
●2008年8月分 雑誌だからこそできる新たな展開を一緒に
●2008年7月分 トヨタの雑誌活用と雑誌への期待 
●2008年6月分 ポール・スミスから学んだこと 
●2008年5月分 流行の発火点として雑誌には今後も期待している 
●2008年4月分 雑誌〜読者の欲する「価値」を追求し続けるその姿勢
●2008年3月分 新たな憧れの創出を目指して
●2008年2月分 "ブランド力""店頭力"を高める雑誌広告
●2007年10月分 情報の信頼性の中に光る個性こそ、雑誌の強み
●2007年9月分 「共感」から「響感」へ。 心に響く広告づくりを。
●2007年8月分 雑誌の先にいる読者を見据えた「編集タイアップ」の醍醐味
●2007年7月分 変化の少し先をリードすること
●2007年6月分 "100%PURE NEWZEALAND"を知っていますか?
●2007年5月分 ファッションを風俗から文化へ


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