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会報「雑誌広告」
 今月号のご案内
雑誌広告表紙
雑誌広告 2月号
目次
2頁 最前線
3〜7頁 インターネット環境から見た「雑誌広告」の魅力
 −デジタルからリアルへの転換点−
8頁 事務局だより
最前線
「ターゲットに一番届きやすい媒体」
株式会社レナウン 本社
業務推進部
宣伝・販売促進グループ部長
砥綿 篤志

弊社では宣伝予算の約6割を雑誌に充てており、「ダーバン」「アクアスキュータムメンズ」「アクアスキュータムレディス」「エンスウィート」といった主力ブランドに集中的に出稿しています。

メンズブランドではファッション誌は当然のことながら、ビジネス対応商品に関してはビジネス誌、機内誌、カード誌、オピニオン誌といったジャンル、カジュアル商品はライフスタイル誌にも注目しています。

レディスブランドの場合は、雑誌ごとに読者層とターゲットが明確に設定されているので、ターゲットエイジに沿ったファッション誌への出稿が中心となりますが、ブランドのリニューアルを行う場合、キャンペーン時期に意識的に幅広いターゲットへアプローチし、その反応を調べて商品企画に生かしていきます。

具体例を挙げると、昨年ブランド創業160周年を迎えた「アクアスキュータムレディス」ではイメージキャラクターに歌手の浜崎あゆみさんを起用しました。このブランドは従来コンサバティブな50歳代をターゲットとした出稿が中心でしたが、今回は強烈なイメージの純広をヤング誌、ヤングアダルト誌に集中的に露出しました。またメーキングムービーを特設ブランドサイト、トレインチャンネル、街頭ビジョンで放映し、更には浜崎あゆみさんとのコラボレーション・トレンチコートを別注企画して、新規のブランドファン獲得につなげました。

また彼女のコンサートツアー時にファンに対して販促活動を行い、新たな層に認知度の向上を図りました。従来のブランド戦略なら既存顧客層にその下の年齢層を加えて厚みをつけるのが普通ですが、今回はまったく違う層をピンポイントでターゲットにすることにより、結果的に従来の手法より広い層を獲得することができました。

このように昨年は複合的なメディア戦略にトライした年でした。そこで本年立ち上げるレディス新ブランドは、更に進化した戦略を推進していきます。そのブランドの立ち位置を決めるときにまず最初に行ったことは、ターゲットのライフスタイルの分析でした。一般的な統計資料の検討やリサーチは当然ですが、一番力をいれたのが、ファッション誌の読み込みでした。出版社や広告会社が分析しているセグメントを参考にしながら、プロジェクトメンバーが独自でポジショニング・マップを作成し、マッチしたファッション誌の編集長やスタイリストとの話し込みを重ねることにより、ブランディングを固めていきました。このブランドの宣伝手法のポイントは、従来のクロスメディア戦略に、どれだけ多くのフックを加え、ターゲットに驚きと感動を与え続けられるかということだと思っています。

近年の純広とタイアップの比率は、60%:40%でした。主力ブランドにすべてイメージキャラクターを起用し、複数パターンのビジュアルを雑誌のテイストに合わせて使い分けしました。

純広はブランドのもつ世界観を100%表現できるものですので、作り手の意気込みを込めたものになるよう普段から心がけています。

ただ今年からは、ブランドの理解を更に深めるためにタイアップの比率を上げる予定です。ブランドのコンセプトをどのようにしたら読者に正しく伝えられるのかをとことん編集部と話し込めるかがポイントだと思います。

大切なのは、我々がアプローチしたいお客様をいかに理解し、その方々が読んでいる雑誌を通してどのように伝え続けていくか、ということだと思っています。同時に、編集部が強い意志を持って作った誌面であれば、雑誌は情報伝達の手段としてターゲットに一番届きやすい媒体であると確信しています。


インタビュー 四方田 隆

「最前線」の過去の記事を読む(2009年10月まで「オピニオン」)
●2011年10月分 「既成概念にとらわれず、絶えず新しいことに挑戦」
●2011年9月分 「進化し続ける雑誌広告を積極的に活用」
●2011年8月分 「優れたタイアップ広告の効果は圧倒的です」
●2011年7月分 広告効果の評価は「新規の顧客をどれだけ効率よく獲得できるか」
●2011年6月分 「エンドベネフィットをしっかり説明したい」
●2011年5月分 「ロイヤルユーザーの獲得に効果期待」
●2011年4月分 「雑誌独自のブランディングを明確に」
●2011年3月分 雑誌に求めるのは「テーマ開発」
●2011年2月分 費用と効果を考えれば雑誌媒体
●2010年10月分 ブランディングメディアとしての積極的活用
●2010年9月分 「雑誌で見たのですが、どこで買えますか」
●2010年8月分 各メディアを使った複合的な広告展開へ
●2010年7月分 雑誌のみで展開「家-ラブ-族」
●2010年6月分 マーケティングの前線にいるメディア
●2010年5月分 雑誌広告のパワーを再認識
●2010年4月分 雑誌広告は機関車を動かす石炭
●2010年3月分 数字で表す効率だけでは魅力を語れない雑誌広告の価値
●2010年2月分 媒体側も広告主を説得できる客観的材料の提供を
●2009年10月分 ダイハツにとっての雑誌広告
●2009年9月分 愛情をもって応援してくれる読者がどれだけいるかが、これからの雑誌を支える
●2009年8月分 スポーツの持つ本質・価値を伝えたい
●2009年7月分 雑誌で紡ぐ、コミュニケーション
●2009年6月分 「紙」メディアとしての雑誌の「こだわり」に期待
●2009年5月分 広告と味の素KK
●2009年4月分 広告戦略のアカウンタビリティが求められる時代に思うこと
●2009年3月分 ウェブ時代の今こそ若者が初めて読む雑誌を創刊してほしい
●2009年2月分 雑誌というブランドへの期待
●2008年10月分 広告は世の中との格闘技である
●2008年9月分 雑誌⇔読者⇔広告の「絆」が活性化への道
●2008年8月分 雑誌だからこそできる新たな展開を一緒に
●2008年7月分 トヨタの雑誌活用と雑誌への期待 
●2008年6月分 ポール・スミスから学んだこと 
●2008年5月分 流行の発火点として雑誌には今後も期待している 
●2008年4月分 雑誌〜読者の欲する「価値」を追求し続けるその姿勢
●2008年3月分 新たな憧れの創出を目指して
●2008年2月分 "ブランド力""店頭力"を高める雑誌広告
●2007年10月分 情報の信頼性の中に光る個性こそ、雑誌の強み
●2007年9月分 「共感」から「響感」へ。 心に響く広告づくりを。
●2007年8月分 雑誌の先にいる読者を見据えた「編集タイアップ」の醍醐味
●2007年7月分 変化の少し先をリードすること
●2007年6月分 "100%PURE NEWZEALAND"を知っていますか?
●2007年5月分 ファッションを風俗から文化へ


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