雑誌広告2019_06
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出版社が起用するインフルエンサーの魅力とは?クライアントの声読者インフルエンサーならではの、リアルなコメントが共感をよぶ集英社がサービスを開始した当初から、定期的に活用している、花王商品PR企画部 部長の高見澤りか氏は、「今やPRにインフルエンサーの存在は欠かせません」と語る。特にユーザーに近い立場の読者インフルエンサーが発信する情報は、より深い共感を得やすいという。「単に認知を広げたいのであれば、フォロワー数を優先してフリーのインフルエンサーに依頼する手もあります。ですが本当にユーザーの心に響くか、という視点で考えたときに、出版社が抱えるインフルエンサーの方がコンテンツとしての質が高く、結果的にブランド価値を上げることにつながると考えています」実際、『MAQUA』の読者インフルエンサーは「美容知識も深く、熱量の高いトークをする」という。また、「雑誌では伝えきれないブランドの考えや商品にまつわるサイドストーリーを魅力的に語ってくれる」のもメリットだという。「新製品発表会を取材の場と捉えていて質問も熱心。雑誌の看板を背負っているためプロ意識が高く、自分よりも商品を主役にすることを考えてくれます。回を重ねるごとにスキルや知識が向上していて、編集部がしっかり彼女たちを指導・育成していることがわかります。そんな安心感を得られるのも出版社に依頼する大きな理由です」読者インフルエンサーにPRを依頼した、ある化粧水の新規顧客数は、前年比約5倍に増えたという。「同時に様々なPR施策をしたので複合的な効果だとは思いますが、未だに新客が絶えず、売れ続けているのは彼女たちの影響が大きいと実感しています」 今後は継続的な絆づくりにより、アンバサダーとしての役割も担ってほしいという。「あれもこれもと他ブランドの商品があがってしまうと信頼性がなくなりますし、特にスキンケアは長く使ってこそ効果実感が得られるもの。1カ月後、3カ月後の肌の変化など、さらにリアルなコメントの発信を期待しています」   I 5ケティング施策も増え、美容、トイレタリーの分野を中心に売り上げは順調に伸びているという。また、「取り組む中で、読者インフルエンサーたちも努力を重ね、ますます成長を続けている」と田中氏。 「フォロワーが何を求めているか自己分析し、写真一覧の統一性を考えたり、コメントを丁寧に返していたり、それぞれがフォロワーを増やす努力をしています」 特に写真は目を見張るものがあるという。物カットより顔の寄りのカットの方が「いいね!」が多いため、1枚目は顔の写真をのせる。スキンケアはすっぴんでリアルに伝える。カルーセルを利用して商品のテクスチャーや色味を丁寧に紹介するなど、独自に工夫を凝らしているという。 「読者インフルエンサーたちがPRでなくても紹介したくなるようなものが、やはりフォロワーの心に響くと思います」 現在は新製品発表会への参加のオファーなど、単発の案件が多いというが、今後は「半年、1年と、長いスパンでじっくり取り組める案件を増やしていきたい」と田中氏。 「継続して投稿することでインフルエンサー側もクライアントや商品に愛着がわき、理解が深まることで、より内容の濃い投稿が可能になるのでは、と考えています」花王株式会社商品PR企画部 部長高見澤りか氏

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