雑誌広告2019_08
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仕掛けるのではなく読者に向けた企画が重要社会勉強の視点でタイアップの可能性を拡大ab4たのです。全学年向け雑誌としを創刊した『小学8年生』では、子どもがチャレンジすることで楽しさや面白さを発見し、学びを深めることを付録の主眼としています。また、付録単体で完結せずに特集と連動することで、本を通して好奇心を刺激し可能性を伸ばすことを目指しています。そのため企業にタイアップしてもらう場合もあくまで編集部が主導し、付録内容が固まった時点で協力をお願いする形を取ってきました。大泉 「学びにつながる付録」という考え方は、小学館の子ども向け雑誌全体で共通しています。「かいてんずしつかみゲーム」も遊びを通じて、外食を疑似体験し社会勉強ができる。一方で、子どもは「なりきり遊び」が大好きで、おもちゃや付録にもよりリアルであることを求めます。そこで企画決定後に、実際のお店や商品にできるだけ近づけるため、企業に協力やタイアップをお願いしています。大泉 やはりインターネットでバズったことは大きかったですね。「かいてんずしつかみゲーム」の実際に回っている動画がネットにアップされると、非常に多くの「いいね!」が付きました。SNSで拡散されてテレビなどでも取り上げられるとさらに注目が集まり、翌月のバンダイとのタイアップ「ガシャポン」が付録となった10月号は発売後10日で完売となりました。よく「ネットにどうやって仕掛けたのか?」と聞かれるのですが、本当に自然発生的に広がっていったので、私たちにとっても反響の大きさは驚きでした。ただ、はっきりとした数字は出ていないのですが、反響も購入した層も相当数を大人が占めていたことは予想外でした。 その後も次々と付録が話題になると、従来は子ども向け雑誌と接点の少なかった企業からも「タイアップうれしかったですね。齋藤 ってこちらから仕掛けても、なかなか思い通りにはいかないものです。ネットの場合、逆に炎上するリスクもある。必ず読者に向けて発信していくことが重要です。ただ、子どもの間で流行っているものをそのまま付録に持ってきただけでは新鮮味がない。媒体それぞれの視点をプラスして「こんなことも面白いよね!」と新たな提案をすることが、注目と共感を集めるために大切だと常々考えています。話題になることを狙例えば、小学館には同じ小学生向け雑誌として『コロコロコミック』もありますが、『小学8年生』ではキャラクターは立てず、学びについて正面から真面目に取り上げることにこだわっています。大泉 子ども向け雑誌の付録は今まさに「大喜利」状態です。意外性があるほど、面白いものを生み出すことができる。商品やサービスが必ずしも子ども向けでなをやってみたい」という話が舞い込むようになりました。そして、本格的に企画段階から企業と組んで実現した最初の付録が、19年4月号の幸楽苑とのタイアップで誕生した「びょんびょんらーめん」と、特集記事「らーめんやさんのおしごと」です。おかげさまでこの付録も話題となり、「本物のびょんびょんらーめんを食べてみたい!」と言う子どもたちの声に応える形で、実際にはなかったびょんびょんらーめんが商品化され、期間限定で提供されたのは付録+特集記事で子どものa学びbを後押し人気のガチャのオリジナル付録「ミニミニガチャマシン」と、特集記事「てってい調査!知られざる…ガチャマシンの世界」(『小学8年生』第5号、協力/タカラトミーアーツ)。なかなか見ることのできないカプセル補填作業の密着取材、ガチャの豆知識や歴史など、読者の知的好奇心をくすぐる記事によって企業理解も深まるて齋2藤0 17年2月に第1号

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