様々なデジタル事業を展開する講談社の『VOCE』。インスタグラムのライブ配信も美容雑誌の中でトップを切ってスタートした。率いるのは三好さやか編集長。2017年にインスタに注力し始め、ライブ配信はその半年後の夏から始動。 「インスタは、2017年頃から毎日更新を行っていて、実はついたコメント全てにレスを返すことを決めていました。その甲斐あって、ライブ配信を始めた当初から、幸い、質問は続々と集まり、双方向のコミュニケーションが楽しめまし 「視聴者は美容好きです。最初はハウツーものが多かったのですが、最近はライブ配信を行っている会議室から飛び出て、メーカーのイベントをライブで擬似体験してもらうなど、外から配信する出張版も増えています。あとはライブで『次に見たいものはコメントください』とお伝えしているので、その視聴者からの声を参考にしたり、雑誌の宣伝も意識して誌面に合わせたテーマで企画したりしています。ライブで人気なのは、新作コスメを腕に塗り、質感や色を見せていく企画。ただひたすら塗るだけですが、美容好きの方々にはとてもウケがいいんです。また、リアル感のある企画も評判ですね。例えば、編集部員が出演する企画は人気です。モデルやインフルエ築いた〝信頼関係〟で視聴者と共に成長した共感的ライブた。『ライティングが見にくい』など、視聴者から厳しいご指摘をいただくことはありましたが、『VOCE』ならどんな質問でも答えてくれるという信頼関係が土壌となっていたので、ライブの質問も質の良いものばかりでした。だから、当初から手応えもありましたし、数字も予想以上に良かったと思います。視聴者は、美容オタク的な方が多いのですが、『VOCE』に関わりたいというチームメイトのような意識を持っている方がとても多いんです。なので、例えば、ライブ配信中に、遡った話題の質問が挙がったら、フォロワー同士で回答し合ってフォローしてくださることもあって、とてもやりやすい環境に育ってきています」視聴者や配信ペー 3スなど、安定感のある『VOCE』が今、配信しているライブはどういうものだろうか。広告戦略が多岐にわたっている中で、各雑誌がSNSを積極的に活用しているのは周知のとおり。なかでも盛り上がっていると今話題なのが﹁美容雑誌によるインスタライブ﹂だ。インスタグラムのアプリ内で利用できるライブ配信機能を使った、この試みがなぜ支持されるのか。視聴者と配信者間でリアルタイムにコミュニケーションがとれるインスタライブが醸成する、美容雑誌とファンとの﹁親密で強い繋がり﹂に注目。その秘訣が詰まった現場の生の声をそのままお届けしたい。CASE 1講談社〈右〉オルビス社のシワ改善美容液を紹介するタイアップ事例。ゲストはモデルでVOCE公式インフルエンサーのわたなべ麻衣さん。〈左〉ビューティサイエンティストの岡部美代治さんが扮する「みよじ刑事」と、「みよし婦警」を演ずる三好編集長が楽しく商品を紹介していくおなじみ企画。ゲストと共に様々な商品を徹底的にお試し&語り尽くす株式会社講談社VOCE事業部VOCEデジタルチーム 編集長@vocemagazine三好さやか氏シーンを盛り上げ、人を動かす人気の秘密美容雑誌のaインスタライブb
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