一般社団法人 日本雑誌広告協会 第80回定時総会開催令和7年5月26日(月) 於東京ドームホテル巴 一寿海老原高明小濱 千丈庄司 泰輔矢野 正晃相澤 周史姜 明子大野 学角田 真敏大給 近憲海老原美登里三好 真竹原 功酒井 逸史竹間 大輔三宅 歓子久米 功江原 智寺田 浩髙橋 正道新村 尚貴成井 毅佐藤 薫子太田 昌宏髙橋 弘典石川 豪有田 寛倉重 美紀鳴海 弘美森園 和男黒田 武嗣岡本 収敬□村 亙子久保 孝広伊東 剛青柳 昌憲苗田 修一井上 和美大津絵里子前川 昌子高橋 修一大井 淳司山内 科子財津研太郎西田 善太大川 博古川 肇山下 秀樹高橋 基陽堀内 丸恵片桐 隆雄中部 嘉人松岡 直昭倉田 和夫木村 昭延()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()理事長副理事長専務理事理事監 事顧 問相談役光 文 社小 学 館文藝春秋電 通日本雑誌広告協会朝日新聞出版オレンジページKADOKAWA講 談 社光 文 社集 英 社主婦と生活社小学館メディアプロモーション新 潮 社世界文化ホールディングス宝 島 社ダイヤモンド社中央公論新社東洋経済新報社徳間書店日経BP日之出出版扶 桑 社プレジデント社AIADI&SBBDO朝日広告社ADKマーケティング・ソリューションズオリコムクオラス□ 洋 社ザ・ゴールJR東海エージェンシージェイアール東日本企画第一通信社電通東日本東急エージェンシー日本経済広告社日本経済社博報堂博報堂Gravityブルズアイコミュニケーションズ毎日広告社マッキャンエリクソンマガジンハウス双葉通信社古川肇税理士事務所元集 英 社元光文社集 英 社マガジンハウス元文藝春秋元講談社元マガジンハウス元講談社新役員氏名(敬称略) 午後1時、矢野正晃専務理事の開会宣言に続き、巴一寿理事長が議長となり議案審議に入った。第1号議案議事録署名人選任の件第2号議案 令和6年度事業報告ならびに令和6年度収支決算報告承認の件第3号議案 令和7年度事業計画案ならびに令和7年度収支予算案承認の件第4号議案 令和7・8年度役員選任の件 第1号〜第4号議案は異議なく承認可決され、午後1時30分、定時総会は閉会した。 その後開催した臨時理事会において理事長、副理事長3名、専務理事の選定では、現職が再任された。また、各委員長の選任おいて、DX委員会委員長には新村尚貴氏(日経BP)、価値創造委員会委員長には大野学氏(KADOKAWA)が選任され、その他の専門委員会委員長は現職が再任された。定時総会・臨時理事会報告「読者との関係性」という信頼資産がある。この強みを活かし、媒体社と広告主の関係も「どんな広告を出すか」から「どんな社会的メッセージを共に届けるか」へと進化させるべきだろう。 情報過多時代において、人人は「何を見るか」だけでなく「どこで見るか」「誰が語るか」という文脈にも敏感になっている。これは雑誌広告にとって、「信頼性」「文脈理解」「洞察の深さ」といった、本質的価値が再評価されるチャンスでもある。広告主にも、単なる露出やリーチを超えた「信頼できる文脈における価値共有」の場として、雑誌広告の意義を捉え直す時期に来ていると言って良いだろう。 分断から共感へ、不信から信頼へ、雑誌広告が社会に対して築く「信頼の架け橋」が、これからの10年を決める鍵となると確信する。 大手メディアが、幅広い情報を扱って視聴者を集めていた時代は終わりつつあり、現在は、ニッチなテーマに特化したプラットフォームが台頭してきている。「広く浅く」から、「狭く深く」へのシフトが、新たなメディア革命を起こしていると言っていいだろう。 アメリカの保守派視聴者をターゲットにしたニュースメディア『Newsmax』は、2025年3月の上場後に株価が急騰し、一時的に同じ保守系の『Fox News』を上回る時価総額を記録した。一方、特定の政治的立場はなく、多様な思想や立場の執筆者による個人発信型プラットフォーム『Subs tack』も急成長し、トップクリエイターには年間100万ドル以上を稼ぐ者も登場したという。 両社はメディア業界の変化を象徴する存在であり、大手メディア離れと個人メディアによる発信の増加という、近年の傾向を反映している。ユーザーは「一般的な情報」よりも、「自分に刺さる情報」を求めるようになったということだ。この潮流は、日本でも確実に広がるだろう。パーソナライズ時代のメディア革命7
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