パクトが出せるよう、『Vi Vi』『ゲキサカ』クライアントとの3者共同投稿を提案しました」と、ライツ・メディアビジネス本部コミュニケーション事業第二部梶川由佳氏は話す。 『ゲキサカ』のYouTube動画は試合当日に密着しながら、ロッカールームの様子は選手が撮影。自然な表情をうまく引き出している。 「動画には、最初の掴みが重要なので、こだわりました。冒頭に選手同士が話している風景をとり入れて、そこから真剣勝負の試合に密着して、最後にまた選手間のやりとりが入る、メリハリをもたせたのがポイントです。撮影も選手が行い、素の表情、選手間のコミュニケーションも自然体で見せられたと思います」 と『ゲキサカ』編集長西山紘平氏。 一方の『ViVi』はSNSのフォロワーを合算すると、国内女性メディアナンバーワン。今回のリール動画も180万再生を叩き出した。 『ViVi』編集部の地下由佳子氏によると、 「『ViVi』では、サッカー選手であることには触れずに〝この方の職業は何でしょう〟と読者を惹きつけて、選手の通勤アイテムや美容にフォーカス。出勤中はこんな曲を聴くよ、など、読者が共感しやすいポイントを入れ等身大の人物像やサッカー選手の意外な一面を見せる展開にしました」 ファンからはプライベートが見られた!とSNSで大きな反響も。 「SNSでバズったり当たるコンテンツは広告メンバーに必ず共有して、タイアップのプランに組み込むようにしています」(梶川氏) 今回のタイアップは、2メディア連動のインパクトある試みで、講談社メディアアワードを受賞している。 「この企画の成功を受けて、『ViVi』×『ゲキサカ』の広告プランについてもリリースに向けた準備を進めています。総合出版社ならではの提案として、今後は、スポーツを掛け合わせたこの分野を、さらに拡大していきたいと思っています」(田中氏) 「ブランドの刷新にあたり、お題としていただいた〝はじまりのコーヒー〟というテーマを伝えるために、フィクションの世界を作りながら、〈ワンダ〉を伝達する、弊社初めてのショートドラマを提案しました」 「若い新入社員の世代と30代の中堅マネージャークラス、ここは両方男性で、もうひとりは20代か30代の女性と、ターゲットは決まっ アサヒ飲料の〈ワンダ〉シリーズとコラボして、ショートドラマをプロデュースしたのは、マガジンハウスの『BRUTUS』『anan』『POPEYE』の3誌。3人の登場人物が、マガジンハウス本社のある銀座3丁目を舞台に、物語を交差させる作品は、クオリティにおいても話題を呼んだ。 「アサヒ飲料さんの看板商品である〈ワンダ〉が28年目を迎え、リブランディングしていく中で、電通チームから〝はじまりのコーヒー〟をテーマに、一緒にプロモーションできないか、と話をいただいたのが最初です」と、ブランドビジネス局ビジネスプロデューサーの江島基氏。『ゲキサカ』はオン、『ViVi』はオフで展開3誌が選ばれた理由は、ターゲット層の合致マガジンハウス銀座3丁目を舞台に交差する3つのショートドラマで1300万回再生の媒体横断企画に密着取材では、試合前の緊張感漂うロッカールームや、選手間の撮影によるミーティングなどの貴重なシーン、試合後の自然な表情など、ノンフィクションの内容が楽しめる『ViVi』では強みを活かし、選手の美容やファッションにフォーカス。さらに『ゲキサカ』とクラブ公式アカウントとの共同投稿も実施したCASE②××ブランドビジネス局ビジネスプロデューサー江島 基氏ViVi編集部地下由佳子氏ライツメディアビジネス本部コミュニケーション事業第二部梶川由佳氏4
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