『anan』「本当の“私らしさ”を、はじめる」篇 主人公は日々の出来事をSNSにアップするインフルエンサーという設定に 「『anan』はSNS運用を動画に切り替えたことで成長率が高まっているので、パワーを持っているアカウントを中心に掛け合わせた方が成果も出るのでは、との女性誌提案に強く賛同いンの時は8ページずつ制作しました。そのクリエイティブをとても気に入っていただき、今度は動画でやりましょう、と相談があったのが決定の経緯です」 電通のサントリー担当のクリエイティブチームと初タッグを組むことになり、チームが考案したコピーをもとに、個性ある8雑誌の連動企画がスタートした。 「〈茉莉花〉のタイアップは、〝あたらしい心地いいに会いにいく〟というコピーが決まっていまして、媒体8誌を選定した後、このコピーに合わせてやるならどういうムービーがいいか、というところから座組みを決めていきました」 8誌とも各編集部が制作チームを組んでおり、8誌の連動感を出すためには、 雑誌ブランド10誌を擁するマガジンハウスは、サントリーのジャスミン焼酎〈茉莉花(マツリカ)〉とのタイアップを、業界初、8誌連動という大型企画で周辺をザワつかせた。 「〈茉莉花〉は、昨年10月、『Hanako』と『Casa BRU TUS』の誌面をメインに、前段の企画があり、それが好評で今回の8誌連動企画に繋がっています」 と、ブランドビジネス局ビジネスプロデューサーの大月唯氏は振り返る。 「サントリーさんからは、マガジンハウスらしいおしゃれな印象を〈茉莉花〉でも獲得したいと、誌面メイディレクターをトップに各制作チームが撮影ンハウスの編集部で行いました。2日間かけて1分半の映像を撮る現場はパワフルで、工夫を凝らした仕上がりは、商品のメッセージ性をうまく伝えられたと思います」〝はじまりのコーヒー〟をテーマに4月にローンチした3本は、幅広い世代に届き、数字にも表れている。 「3誌のSNSフォロワーていたので、バランスがとれる3誌が決定しました」 『anan』のアカウントは、マガジンハウスの中でも成長率ナンバーワン。前年比130%と、フォロワーが伸び続けている。* * *1商品×8雑誌がコラボ総合出版社ならではの多角的視点でクリエイティブを展開ブランドビジネス局ビジネスプロデューサー大月 唯氏ただきました」 制作のトップには動画プロデューサーの猪俣由貴氏が関わっている。 「当初マガジンハウスとして動画に力を入れていくという時に、雑誌ブランドの世界観を知りつつ動画でアウトプットすることがマストなので、『BRUTUS』などのバックナンバーをお渡しして、ブランドを理解してもらった上で制作しました」 撮影はCMを手がけている制作チームが入り、現場には約50人のスタッフが動く抜群の機動力だったとも。 「撮影はマガジ『POPEYE』「シティボーイ、編集者としての第一歩を踏み出す」篇 撮影は実際の編集部内。リアルに居そうな雰囲気を醸し出している『BRUTUS』「ワーカーホリック、学びなおしはじめる」篇 完璧主義者のベテラン編集者。自分のキャリアに悩む日々という設定【アサヒ飲料 WONDA】CASE③×××××××が約200万人いる中で、各プラットフォームで配信した結果、1300万回以上再生されました。とくに新社会人の世代にいちばん見られていたという数字が出ており、クライアントからは届けたい人に届いたとの声もいただきました。また、これを機に問い合わせも来ていまして、今大型企画も動いています」5
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