雑誌広告2026_02
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CASE 『LEON』は今年9月、創刊25周年を迎えます。創刊当時の主な読者層は45〜55歳でしたが、その読者が今も愛読し続けてくれていることに加え、現在ではニューリッチと言われる20〜30代の若い世代の読者も着実に増えています。それに伴い、「Web LEON」や各種SNS、eコマース「買えるLEON」、会員コミュニティ「Club LEON」、多彩なイベント施策、そして昨年10月に新創刊した『LEON China 』など、展開アセットも大きく拡張してきました。 こうした状況にありながら、創刊時から一貫して変わらないのが、本誌のコアターゲットを“ミドルエイジのアクティブな富裕層”と明確に定めている点です。一方で若い世代に向けては、本誌を基軸にした「Web LEON」によってカバーすることで、媒体同士が役割を補完しながら読者層を拡大してきました。本誌・Webともに“ラグジュアリー×エンターテインメント”の精神を継承し、かつ「モテるオヤジ」といったインパクトある表現やストーリー性を持たせてスタイル提案を続けてきたことが、雑誌ブランドの醸成につながったと考えています。こうした姿勢の徹底が、「買えるLEON」が高単価にもかかわらず堅調に推移している理由であり、秋冬衣料の平均客単価が7万円前後という数字にも表れていると思います。 編集部は社内ベンチャーのような独立性を保ちながら、広告営業も『LEON』専任担当者が編集部内に所属し、ワンチームで動く体制を敷いています。SNSや動画などアセットが多様化し、複数メディアを組み合わせた立体的なコミュニケーションが求められる現在では、編集と営業が同じ目線・判断基準を共有しなければ、クライアントの期待に応えられません。スピーディーな判断や柔軟な提案力、さらに読者との距離を近く保てるという点においても、この体制は大きな強みとなっています。 近年では、富裕層である読者と親和性の高い不動産やインテリアにも領域を広げ、特集企画を実施しました。編集部員が宅建資格を取得し、旅館のリノベーション案件を受託するなど、今までにplus文 /中木 純2株式会社主婦と生活社LEON・Web LEON 編集長石井 洋氏ない新しい試み「LEON不動産」プロジェクトもスタートしています。これらは広告案件だけではなく、コンサルティングフィーや設計料によって収益を上げる新しいモデルですが、インテリア関連ブランドの新規出広にもつながるなど、波及効果をもたらしました。 最近では、ボートメーカーとアパレル、そして『LEON』の世界観を掛け合わせたトリプルコラボによる別注ボートを制作。数千万円という高額商品でありながら、これまで3艇を販売し、話題を集めました。一見すると編集の枠を超えた企画のようですが、商品に付加価値を与え、エンターテインメント性を高めるという意味では、まさに編集そのものの発想だと考えています。 このように関与する分野が広がるほど痛感するのが、雑誌そのものが持つパワーの重要性です。どれほど動画やSNSに注力しても、紙媒体としての認知や信頼がなければ、新しいチャレンジは浸透していきません。また、紙ならではの質感や重みが生む体験価値こそが、読者の感性に深く届くと私たちは信じています。 そして、この秋に迎える25周年に向け、現在は全アセットを横断する大規模プロジェクトを準備中です。『LEON』はこれからも“ラグジュアリー×エンターテインメント”の総合商社として認識していただけるよう、さらなる進化を目指します。世代を超えて受け継がれてきた「ラグジュアリーを愛し、遊びを楽しみ、そしてカッコよく生きる」という価値観を、これまで以上に多彩で魅力的なスタイルで発信し続けていきます。37創刊25周年、ラグジュアリー誌の現在地最前線最前線最前線最前線最前線 +++++

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