いうご相談を受けました。そのときにデモ的に『外壁デザイン』と日経BPインサイトで検索したところ、当然『日経アーキテクチュア』の記事が多く表示されるのですが、そのなかに『日経クロストレンド』のAIを活用した外壁デザインの記事が出てきました。これは『日経アーキテクチュア』を購読しているだけでは絶対に出会えなかった記事です。数ある媒体を横断検索することで新たな出会いを生み出す。これが日経BPインサイトの価値ですというお話をしたところ、すごく共感していただくことができました」 3つ目は、視野の拡張を促すことができる点にある。ある企業の社内DXを推進する部門では、あえてH※R分野をトップページに設定しているという。 「DXに関する情報はもともとみんな興味を持っているので、メンバー自身が自然と集めることができる。でもDXを推進する部門としては、人材や組織のトレンドも知るべきだという判断だったそうです。これには我々も驚かされました」 日経BPインサイトに掲 さらに、日経BPインサイトは単なる〝読み放題サービス〟ではなく、担当者が導入企業と定期的にコミュニケーションを取ることで、利用状況の分析を共有したうえで、別のサービス提案へと展開するケースもあるという。 「たとえば〝中間管理職の育成が課題です〟という声があれば、日経BPが持つ教育研修メニューを紹介できます。日経BPインサイトをきっかけに、顧客との対話が深まっています」 日経BPインサイトは個人では利用できず、あくまで法人向けのサービスとなっている。かつては仕事に必要な情報は個人が自費で新聞や雑誌を購読し、収集するものだった。しかし、今や30代以下の若い世代は、情報収集にお金も時間もかけないのが当たり前になっている。 「そういう現実に対して企業側としても危機意識を感じており、〝情報を読ませ載される記事はすべて、同社が運営する各専門メディアの既存コンテンツであり、日経BPインサイトが独自に記事を作っているわけではない。 「我々としては、媒体の持つ価値ある記事をもう一度〝発見〟してもらう機会だと捉えています。しかもそれが事業収益にも直結するというのは大きなメリットです」出版社にとっての〝再定義された価値創造〟法人向けだからこそ生まれた〝新しい読者層〟メディアディレクターが毎日厳選した6本の記事を「今日の必読」としてトップページに配信「日経BP Insight」は、日経BPが2023年12月に開始した法人向け情報プラットフォーム。「日経ビジネス電子版」「日経クロステック」など、日経BPの30以上の専門メディアを横断し、記事閲覧や社内共有が可能に。編集長を経験した各分野の専門家(メディアディレクター)が毎日手作業でキュレーションしてお届けする「今日の必読」サービスなど、専門分野を知り尽くした専門誌を発行する日経BPならではの深く、信頼できる記事コンテンツを提供する。料金は利用人数に応じた年額制で、39名180万円~。無料トライアルあり。https://info.nikkeibp.co.jp/insight/日経BPのコンテンツを集結。30以上の専門メディアがすべて読める日経BP Insight※Human Resourceの略4
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