雑誌広告2026_01
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つとして音声メディアを選んだということだと思います」 現在、毎週4番組を配信しているが、編集室の専任は室長の金井田さんのみ。各番組の制作は、さまざまな編集部から集まった若手社員が本来の業務と兼務しながら担当している。 「音源編集はさすがに我々ではできないので、外部の方に依頼していますが、番組づくりに関わるディレクター的な役割は、希望した若手社員が担当しています。ありがたいことに、みんな本当に優秀で本業をやりながら、shueisha voxの業務をやってくれているんですけれども、オーバーワーク集英社が音声レーベルで仕掛けるコンテンツ革命紙でもWebでもない、第3の表現出版社のポッドキャストといえば、雑誌記事の紹介や新刊プロモーションが定番だった。しかし2024年3月、集英社が立ち上げた音声レーベル「shueisha vox」は、「自社の宣伝ありきではなく、オリジナルコンテンツを作る」という方針を掲げ、音声メディアの新たな可能性を切り拓いている。創業100周年記念企画の公募から生まれた音声レーベルは、試行錯誤を重ねながらどのように成長してきたのか。集英社vox編集室室長・金井田亜希さんに、立ち上げの経緯から収益化への道のり、そして出版社ならではの強みと課題を聞いた。取材・文/福田 剛 これまで出版社の提供するポッドキャストコンテンツといえば編集部が独自に創り上げた番組が多く、その内容の多くは雑誌の記事の紹介や新刊紹介がメインとなっていた。そんな従来の出版社によるポッドキャストとは一線を画す形で2024年3月に登場したのが、集英社初の音声レーベル「shueisha vox」だ。当初は『流通空論』と『これって教養ですか?』の2番組がスタート。5月には『視点倉庫』と『原宿の今じゃない企画室』が、さらに202 5年8月からは『長谷川あかりのシャニカマでごめんなさい』が追加。同年10月にスタート当初からの番組『流通空論』が最終回を迎えたものの、現在も4番組が毎週配信され、音声レーベルとして順調に成長を続けている。 そもそも出版社である集英社が音声レーベルを立ち上げたのにはどのような理由があるのだろうか。集英社vox編集室室長の金井田亜希さんは、当時の状況をこう振り返る。 出版社でありながら音声レーベルを選んだその背景には、集英社ならではの特性もあった。 「音声レーベルというと大げさに聞こえるかもしれませんが、中にいる私たちとしては、紙やWebなどと同じ、あくまで情報をアウトプットするツールの一つという位置付けです。これは個人的な考えになりますが、私自身は出版社というよりはコンテンツメーカーに勤めているという感覚が強くあります。と言うのも、集英社では紙やWebに携わっている社員だけでなく、多くの社員がグッズやイベントといった紙やWeb以外での情報のアウトプットに携わっています。今回の音声レーベルも、あくまでアウトプットする表現の一 「集英社は今年、2026年に創業100周年を迎えます。確か2021年頃だったと記憶していますが、創業100周年に向けてチームでも個人でも構わないので、新しい企画を募集しますという社内公募が行われました。そこで新書編集部に在籍していたスタッフたちが応募したところ、採用されたのが始まりになります。私も当時新書編集部に在籍していた関係で、現在は集英社vox編集室の室長となり、運営を担当しています」 ただ、企画段階では、音声メディアにこだわっていたわけではなかった。 「採用された企画はアカデミックエンターテインメントのメディアを作るという、本当にざっくりとしたものでした。最初はジュニア向けの新書を作ろうという話もありましたが、チーム内で話し合いを進めていくなかで紙やWebではない別のメディアで何かできないかという意見が出てきまして、最終的に辿りついたのが、音声レーベルでした」2024年3月、集英社創業100周年記念の社内公募をきっかけに誕生。shueisha voxの「vox」とはラテン語で「声」を意味する。その名の通り、新しいことを学ぶ手段が多様化する時代に、「良質な学び」の入り口になるようなオリジナル音声コンテンツを制作。次の100年につながるような“声”を届けている若手の才能を掘り起こす、部署横断型の運営集英社vox編集室 室長金井田亜希さん2000年集英社入社。MORE、SPUR編集部を経て2010年より新書編集部。2025年より現職集英社初の音声レーベル「shueisha vox」3

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