雑誌広告2026_03
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雑誌ブランドが牽引する出版社のグローバル展開英語版ジャパニーズマガジンの編集現場取材・文/佐藤誠二朗 世界文化社の『COOL Begin』は、2025年春に東京版と大阪版が同時刊行された。「JAPAN TREA SURE HUNT GUIDE BOOK」というサブタイトルが示すとおり、日本の「いいモノ」を発見するための商品紹介を軸に編集されており、実用的な購入先情報や、日英バイリンガル表記に特徴がある。さらに都市別に加え、テーマ別の号も追加投入することで、同社が蓄積してきた編集資産を、旅の体験へと接続する意図が見て取れる。 世界文化社は、2002インスタグラムを、またBe ginチームも同様のSNSをスタートさせ、明確に国ごとの好みを把握しました。男性誌・女性誌の枠を超えた取り組みをしたわけです」(編集部・里見真人氏) 結果として、既存の取引先メーカーから想定以上の協力を得ることができた。1冊目という位置づけもあり、タイアップの相談が比較的スムーズに集まったのだという。編集担当の里見氏も「第1号としては手応えがあった」と振り返り、事業としての道筋を考える現実的な材料が得られたとする。 その延長線上で具体化したのが、オーディオテクニカとの協業だ。同社が主催するイベント「アナログマーケット」に合わせ、来場者向けの冊子制作を手がけるなど、『COOL Begin』を起点とした取り組みは、海外志向をもつ企業のプロモーションの文脈へと広がりを見せている。 編集・制作面では、既存媒体の方向性は踏襲しつつも、記事をそのまま流用する形は極力避けた。編集は既存スタッフが担い、『Be gin』本誌の編集ノウハウを土台とした、訪日客に向けた編集を行った。 都市別展開についての判断基準は明確。東京は訪日客数の多さが最大のポイントであり、大阪については万博開催というタイミングを強く意識したものだった。 「万博に合わせできるだけ多くの人に『COOL Beg in』という媒体を知っても年に『家庭画報 KATEI GA HO INTERNATIONAL EDITION』という、『家庭画報』の英語版を創刊し、この市場にいち早く参画。日本ブーム以前に〝日本文化を愛する国内外のエグゼクティブ〟に認知されてきた。その素地の上に現在のインバウンド市場を意識して、『COOL Begin』が誕生。さらに2026年に迎える世界文化社創立80周年を見据え、より軽やかに幅広い年代に向けたブランドを投入したのだという。 「インバウンドにウケるテーマ探しも並行して行ってきました。前出の家庭画報のインターナショナル版では『gaho JAPAN』という培ってきたノウハウを新たな層へ知っているものより気になるものを紹介訪日客の拡大を背景に、インバウンド市場は新たな局面を迎えている。交通、宿泊、小売に続き、いま注目されているのが「メディア」の動きだ。出版社は、長年培ってきた編集力と雑誌ブランドを武器に、英語版展開で訪日客との接点を広げるのと同時に、自社コンテンツの海外進出にも着手しはじめている。本稿では、その取り組みを編集と広告の両面から考察する。『COOL Begin』東京版、2025年3月13日発売日本を旅するためのコツを綴った『gaho JAPAN』のインスタグラム投稿PORTERのバッグを取り上げた『COOL Begin』東京版の中面□COOL Begin□が提唱したインバウンド向け宝探し商品情報を極上旅の体験へつなぐガイドブック世界文化社□Begin□CASE①3

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