雑誌広告2026_03
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め整理されたうえでデザインに反映されている。 英語翻訳の監修を担ったのは、『AMETORA』の著者としても知られるデーヴィッド・マークス氏である。町田氏は、「『POPEYE』の文体や空気感を理解している人物でなければ成立しない」と判断し、マークス氏に委ねたという。複数人による翻訳作業を経た原稿は、最終的にマークス氏が全体を確認し、英語としての統一感が図られている。 『POPEYE』本誌では過去にも、北欧のライフスタイルブランドであるマリメッコとのタイアップを実現させている。フィンランドの本社から直接の打診を受け、編集部と広告担当がオンラインでの打ち合わせを重ねながら企画を具体化。最終的にはヘルシンキでの撮影まで行った。 また近年は、韓国をはじめとするアジア圏のファッションブランドからも、「『POPEYE』と何かできなも文字量が増える。結果として、文章を削り、整理し直す作業が必要になりました」(町田氏)。レイアウトの特性上、左開きへの変更も難しく、英語版でありながら右開きのまま制作されている点も特徴的だ。 誌面デザインでは、「日本の雑誌である感」をあえて残す意識も共有されていた。地図やキャプションに日本語の手書き文字を残すなど、違和感を含んだ表現を積極的に取り入れている。「全部をきれいに英語化するより、これは日本の雑誌なんだ、という感覚をどこかに残したかった」(町田氏)。英語版にする段階で、どの日本語を残し、どこを置き換えるかは、あらかじュールを踏まえ、最終的に9月18日の発売に決定。「周年イベントに合わせて、海外の書店で実際に並んでいる写真を撮りたかった」(町田氏)という実務的な判断も背景にあったという。 制作にあたっては、ゼロから英語版用の新企画を立てるのではなく、日本語版で実績のある特集をベースに再構成する方法が採られた。「いきなり英語版用に新しい特集を作るのは現実的ではありません。校正作業を終えているものを土台にした方がいいと考えました」(町田氏)。その結果、同年4月売りの本誌東京特集を、英語版として再編集する方向が定まった。 ただし、単純な翻訳では成立しない点も多かった。『POPEYE』は写真とテキストが密に組み合わさった誌面構成が特徴。当初はバイリンガル表記も検討されたが、最終的には英語表記に一本化された。「英語にすると、日本語の原稿よりいか」という問い合わせが増えており、本誌でのタイアップに発展した事例も少なくなかったという。 こうした動きの背景には、長年にわたる海外での自然発生的な支持と、SNSを通じた発信の蓄積がある。『POPEYE』のインスタグラムアカウントでは、フォロワーのかなりの割合を海外ユーザーが占め、特定の国や地域に偏らない形で認知が広がっている。編集部員が海外取材の現場で若者に声をかけた際にも、「インスタで知っている」という反応が返ってくることが多かったという。 「雑誌の海外での認知度をさらに高めるためには、まず英語版を出すことが大事れたことでした。その時点で、社内では『POPEYE』がいちばん海外での売れ行きや反応が良かった。じゃあ、まずはここからという話になったんです」 刊行時期については、明確な節目が意識されていた。マガジンハウス創業80周年というタイミングに合わせ、象徴的な取り組みとして英語版を世に出すという目論見のもと、当初は10月刊行が検討された。だが、海外書店での展開や物流スケジ英語版でも必須の〝シティボーイ〟感覚英語版が生んだ想定超えの反応『POPEYE』本誌における、フィンランドのブランド・マリメッコとのタイアップページ『POPEYE』本誌における、韓国のブランド・NOTHING WRITTENとのタイアップページ『POPEYE』通常号(右)と英語版(左)のページ比較。全く違和感なく、既存記事が英語版へと転化している5

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